2014年11月30日日曜日

2014.11.30(日)25年前のメインストリームへタイムスリップ

2014年11月11日でメインストリーム協会は25歳になりました!!


今回の研修では、25周年を迎えたメインストリームの設立当時の話を聞いてアテンダントの原点を振り返ってみようということで、
設立当初から関わっている人たちに集まってもらい、当時の話をしてもらいました。




設立当初からのレジェンドメンバーたちに、パネリストとして登場してもらい、

メインストリームを設立しようとした思いや、アテンダントサービスを始めた経緯、

自立第1号の下地さん、第2号の飯塚さん、第3号の木村さんからは、
アテンダントの制度も整っていない中、施設や親元から自立をしようと決意した思い、
自立してからのアテンダントを使っての生活の話を苦労話も含めておもしろおかしく話してもらいました。

例えば、今みたいに携帯電話なんてない時代なので、20人そこらのアテンダントの名簿を渡され
て、自力で(しかも足で)アテンダント依頼の手紙を書いたり。

電話でのアテンダント依頼のときは、家の電話だから、家族に言語障害聞き取ってもらえず、変ないたずらだと思われて、電話を切られてしまうし。。。。などなど

おもしろ話だけでなく、どのように交渉し、制度を獲得してきたかという、介助制度についての話もしてもらいました。
25年かけて変わってきた様子がよくわかり、今との状況違いに、驚くアテンダントさんも多かったですね。
与古道町の事務所の風景


当時は有償介助という考えは、世間は受け入れにくかったため、なかなか介助者が集まらなかったけれど、
「障害者も普通に遊ぶし、そのためには介助者が必要なんだ」ということを理解したアテンダントたちが、友達を連れてきてアテンダントの輪が広がっていった。
それで、自立する人も増えていき、メインストリームは大きくなっていった。といった話しを聞き、
アテンダントとして関わる場合でも障害者運動の大いに協力できるんだということを改めて気づけました。


92年当時のアテンダント研修



当時のニュースにアテンダントサービスをやり始めたところのメインストリームが取り上げられた映像や、写真なども見てもらって、メンバーの若かりし頃の姿を見れたのもおもしろかったですね。
取材された映像類は残っているので、興味がある方はスタッフまで声をかけてください♪



写真を使って年表もつくりました



アテンダントに入っているだけでは、なかなか聞けない昔話、みんなの若かりし頃のおもしろエピソードがたくさん聞けました。

いつ、潰れてもおかしくない状況だったけど、楽しみながらやっていくというメインストリームのスタイルは昔からあって、阪神大震災で被害にあったときもピンチをチャンスに変えるポジティブさ。

何をやるにしても、自分が楽しんでやってるかが大事と、元健常者スタッフとして働いていた本田さんからの話もありました。




参加したアテンダントさんからの感想をちょっと紹介します。
↓↓↓↓
●今とは全く違うという事を知り、当時の大変さを知ることができた。
けれども、同時にとても楽しそうで、これがメインの原点かなと思いました。

●25年前の障害者への対応、認識が厳しい時代に立ち向かい、生活をよくしていこうという強さに感動しました。
こうしてメインのことが知れることは、どのようなところで働いているかを説明するときに役立ちます。
非常に有意義な時間を過ごすことができました。

●過去のエピソードで知らなかったこと多かったし、アテンダントという仕事について改めて考えることができた。


感想を聞いて、やはり過去の事を知ることは大事だなとわかり、今回の研修を企画して良かったと思いました。
しかし、ホントは研修という形ではなくても、普段の事務所や利用者の家で、
いろいろたくさん話、過去のことだったり、今のことだったり、これからのことだったりを
たくさん話していくことも大事なことですよね。

研修で話した内容も、それ以外の内容でもまだまだおもいろいエピソードはあるので、
ぜひ積極的に聞いていってみてもらえれらと思います。

今回の研修会の参加ありがとうございました。


参加人数 56人









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