2017年10月4日水曜日

2017年度定期研修会【お宅訪問】前半レポート

お疲れ様です。定期研修課の数矢です。
2017年度のお宅訪問(前半)の報告をします。

~今年度の定期研修会のテーマについて~
定期研修課では「まずは3年計画」と題して、お宅訪問&グル-プディスカッションを続けてきました。
利用者⇔アテンダント、スタッフ⇔アテンダント、アテンダント⇔アテンダントというように、それぞれが思っていること、考えていることを共有できる場になることを目標として今年度は「共有」というテーマにしました。

★藤原勝也 宅(報告:山口)
藤原宅のお宅訪問では、「共存社会ってどんな社会?」というテーマを予定していましたが、開催日が9月27日でその日は24時間テレビとバリバラの放送日ということで、急遽テーマを変更して、「24時間テレビとバリバラそれぞれの障害者に対してのイメージの違い」について話をしました。
テレビのテーマが障害者の夢についてだったので、参加者みんなに自分の小さい時の夢と今の夢を答えてもらいました。
それぞれの夢を比べると障害者も健常者もみんな同じような夢でした。
24時間テレビでは、障害者が山に登ったり海で泳いだりとか見ている人が感動するものが多いが、障害者が本当にやりたい事っていうのは、感動を与えたりするものではなく普通の人が普段しているような身近で当たり前のことがしたいということでした。
自立する前は出来ないと諦めていたこともあったが、自立したら出来ることが多くなった。介助者を使って自立するのは大事なことだということを藤原くんが話し、参加したアテンダントさんからも、結局は障害者も健常者もやりたいことや考えていることはあまり変わらないんだ!というような意見が出ました。
テーマ以外にも、アテンダントさんの方からJRの対応についての話題も出て、それについてみんなで話し合いました。
今回のお宅訪問は、利用者、参加したアテンダントさんがお互いに話しをすることの出来る内容となりました。

★古木宅(報告:古木)
六人のアテンダントさんが参加してくれました。自分史と意見交換会を中心に話して、いい雰囲気で進んでいきました。
病院での生活や、自立の時の話をして、家族の話や、恋愛についても話しました。
後半では、僕からアテンダントさんに伝えたいことや、アテンダント中ロングで入るときについてなどの質問をしたり、意見交換することができました。
アテンダントとして、僕と一緒に生活を作っていってほしい。と伝えました。

参加者からの感想
・参加者からも、途中よく質問をしながら会話のラリーがよくあり
    楽しい雰囲気であっという間に時間が過ぎた。
・ユーモアあふれるあふれる濃い時間でした。
・結構大変な思いをしたんだとしった。
・今まで古木さんは知らなかったけど、予想外に波乱万丈な話が聞けて来た甲斐があった。
・リラックスして遠慮しなくていいのかな、楽しんでください。
などの感想が書いてありました。



★飯塚宅(報告:古川)
今回のお宅訪問のテーマは「心のバリアフリー」でした。

利用者と介助者として出会ったなかで、「利用者の指示に従うだけでいい」また「自分の手足のかわりに動いて当然」という気持ちだけではもったいないと、飯塚さんは思っています。

せっかく同じ時間を共有しているのだから、お互いに精神的に心地良い時間を過ごせないだろうかと考えていくなかで、当事者と介助者の精神的な繋がり・同じ時間の心地良い共有の仕方について、話を深めていきました。

みなさん個々にいろいろなことを考えながらアテンダント活動をしているということが実感でき嬉しかったです。長年アテンダントをしている方から、どれだけ長くやっていてもいつまでも向上心は必要だと思う、常に利用者の今ある生活を理解しようとすることが大切だと思う。それがお互い気持のよい時間の共有に繋がるのでは?という言葉が聞けて、参加者全員の士気があがるような回になったと思います。

〈参加者の感想〉
・初めて利用者と介助者の関係について深く考えた。ベテランの意見が聞け、今後に活かしたい。
・飯塚さんが、利用者と介助者に上下はないと言っていたが、話の節々にそのことがあらわれていたように思う。とても前向きな方だと感じた。
・利用者と介助者であっても、お互い訪問させてもらうこと訪問してもらうことに感謝して疲れない介助の時間を作っていきたいと改めて思った。

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